鈴本余一会 第二九回 古今亭菊之丞独演会

寄席
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5月に続いてまた行ってきました。

独演会と言っても弟子やゲストも登場して、にぎやかな顔ぶれでした。

鈴本のX情報だと当日チケットは30枚ほどとか。

前売り発売日に鈴本ホームページからチケット購入サイトにアクセスしたのですが、席から向かって右側半分(上手側)のチケットだけが購入可でした。反対側はお得意様枠なのでしょうか?確かに常連っぽい雰囲気も。着物の方もちらほら。

入り口でもらうチラシ?に、本日の演目をズバリ一言でまとめていました。

それが「シリアス」と「バカバカしさ」です。本当によく言い表していると思います。

さて落語の方、前座の後は弟子の雛菊。通路で売り子をしているのは気づいていたのですが、ヘタレな私は話しかけられず。演目は「目黒のさんま」。コミカル過ぎず、私にはちょうどよかったです。

お次は菊之丞の「シリアス」。「心眼」は2か月前の圓朝忌の日にも聞いたのですが、その時のまくらでは圓朝には触れなかったのが、今回のまくらでは圓朝作と説明していました。圓朝忌に圓朝話をしますよ、といったくどい説明は野暮なのかもしれません。

中入り後は初めて見た師弟そろい踏みの浮世節。優しい顔の弟子の力強い声に驚いた後、師匠の凛々しい声にさらに驚きました。最後に弟子が住吉踊りを2曲踊って急いでハケるという、自由な出番でした。

最後は菊之丞の「バカバカしさ」。「法事の茶」のモノマネ芸では、現役のさん喬、雲助はもちろん、全く知らない志ん生、文楽などでも笑ってしまいました。知らなくても笑えるというのは芸のなせる技ですね。

また菊之丞の独演会に通うか、他の噺家さんの会にも挑戦するか、悩みますねぇ。

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