新宿末広亭 十二月上席 – 橘屋圓太郎 棒鱈

寄席
寄席

時代の趣が残る新宿末広亭。桟敷席がたまに子供のプレイルームと化するのであまり行かないのですが、圓太郎が主任と聞いて。

飲み屋街の中に圓太郎ののぼりが立ってます。

末広亭の雰囲気は独特ですね。

到着したのは前座さんの出番の直前だったのですが、受付が休憩中でチケットを買うのに手間取りました。まあ、それくらいの入りでした。

ストレート松浦が出演中に、次に登場する新二ツ目に盛大な拍手をと言ってました。芸人さんの温かみが伝わってきます。

と思いながら、私が印象に残ったのは次の柳亭こみちの「締め込み」でした。初めて拝見したのですが、実にお上手。私は十代目柳家小三治の没後に落語を見始めたので、もっと早く落語を見ておけばと思ったものですが、これからの楽しみができました。

さてトリの圓太郎の出番。私はこの出囃子が好きです。特に後半、テケテケテケと上から音が下りてくるところ。と思ったら割と早めに袖から出てきました。桃花は後半まで聞かせたいのか、結構ためて出てくるんですよね。

大谷翔平の話から、今時のパワハラの話、その関係を客と演者に見立てた話から「棒鱈」へと続きます。何かメッセージめいたものを感じることもできるのですが、さすがに考えすぎかしら。

登場人物や場面の切り替えが多い噺ですが、初心者の私も混乱せずに聞いていられるのは見事だと思いました。また行ってみたいですね。

タイトルとURLをコピーしました