前回の感想文でアイスブレイクの必要性にに疑問を感じていましたが、ちょうどそれを後押ししてくれる動画を見つけました。今回はこちらでお勧めしてある本を読んでみます。
「大義名分」と「伝える努力」
目次に書いてある内容で理解できれば、本書を読み進める必要は無いと序盤に書いてあります。上掲の動画でも時間の無駄は迷惑とのことなので、読者にその配慮がされているのでしょう。私には目次だけで理解するのは難しかったので読み進めました。
第一章のタイトルである「大義名分」と「伝える努力」は本書の中核を成します。
最初の「大義名分」の重要性を理解してからは、過去にモチベーションが上がらなかった仕事を思い出して、自分のもやもやが晴れる気分でした。若い時におかしいと思うことは、やっぱりおかしいのですね。
この「大義名分」は、ビジョナリー・カンパニーのように抽象的な概念の話ではなく、具体的なビジネスモデルの話です。実際の経営者だけあって、言うことが具体的です。さらにこれが難しい理由も本書で説明されています。ここには若干危機感を覚えました。
もう一方の「伝える努力」について。これだけを聞くとありふれたビジネス本のようですが、本書では小手先のテクニックではなく、本質的なロジックについて説明しています。シンプルな構成ですので、テンプレとして常に意識しておこうと思いす。
白黒つける訓練
さらに本書では、コミュニケーションや議論の基本、および上司との付き合い方についての指南があります。もちろん本人の実力が前提ではあるのですが、その上で使えるものは使っておこうというスタンスです。
個人的に身につまされたのは、『「どっちもどっち」の思考は絶対にNG』の項でした。本ブログでも自分の意見をはっきりとせず、筆者の考えに対する賛否を明確にしていない事が多いと思いました。そもそもこのブログのアクセス者数は1日1桁レベルなので、仮に間違っていても大きなリスクはありません。しっかりと結論を出す訓練をしていこうと思います。
教養が連鎖していく
私は以前上念さんのオンラインサロンに入会していたこともあり、これまで数々の影響を受けてきました。上念さんのビジネスパートナーである勝間和代さんが動画でアウトプットを推奨していたので本ブログを始めましたし、本ブログで一番記事を書いているチャンネルくららはかって上念さんも出演されていました。また私が最近非常に影響を受けている岩尾俊兵さんも、もともと上念さんのメルマガで日本〝式〟経営の逆襲が紹介されたことがきっかけです。本ブログのルーツをたどると上念さんに行きつきます。
本書でも様々な本を紹介していただきました。今後これらにも手を伸ばして、さらに世界を広げていきたいと思います。