今日も世界は迷走中 国際社会のまともな読み方 / 内藤陽介

読書感想文
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今年の夏はこの本を読んで世界旅行気分を味わいます。

各章概要と関連動画

本書は筆者のyoutube動画の内容を筆者自身で加筆修正したものです。元になったと思われる動画を探してみたのですが、ほぼ毎週のようにyoutube動画が出ているので、相当な数になりました。全部はカバーできてないと思いますが、自分の復習用にまとめておきます。世界の話題は人名や地名などで混乱しやすいので、本と動画を交互に参照して理解を深めたいと思います。

以下、各章のメモです。正式な章題はこちらです。

【もくじ】
第1章 中国が仲介したサウジ・イランの国交回復から“世界を読む”
第2章 取扱注意! 今日も世界を動かす「陰謀論」
第3章 日本が見習うべき“お手本”北欧の迷走
第4章 みんな知らない韓国“反日”の正体
第5章 日本社会の病理とその処方箋

今日も世界は迷走中 – 国際問題のまともな読み方 / Amazon紹介文

中国とサウジ・イラン

中東と中国の話ですが、ロシアのウクライナ侵攻やアメリカの内政事情などが背景に出てきます。そもそも中東は宗教・民族が多様な上に、関連国も世界中に及ぶので、なかなか理解が難しいです…。ただ大手メディアのように限られた時間・紙面で速報版をお送りするわけでは無く、一つ一つの背景を丁寧に説明してあるので、頑張れば理解できそうな気がします。

今後気になるのは中国の動きですね。うまくコントロールするのか、頃合いを見て損切りするのか、火傷を負うのか…。世界全体を見渡せるようになると、ニュースの見方も変わりそうです。

2023/05/15配信
2023/03/24配信
2022/12/27配信

陰謀論

筆者はこれまでも陰謀論について繰り返し苦言を呈しており、これまでに発表したみんな大好き陰謀論、誰もが知りたいQアノンの正体 みんな大好き陰謀論IIにて詳しく解説しています。それぞれユダヤ陰謀論、Qアノンについて解説しているのですが、特に前者の方は読むのに苦戦しました。

今回はフリーメイソン、イルミナティ、および昨年発生したドイツのクーデター未遂について取り上げています。

本書を真面目に読むより、陰謀論にかまける方がはるかに楽だと思います。単純なので。やはり楽して教養を得ようとするとロクなこと無いですね。

2022/12/13配信
2020/09/27配信(※冒頭の氏名が逆)

北欧

ここでは日本も避けては通れない、というか今まさに直面している移民問題が出てきます。ただし日本には、他国の失敗を参考にできるというメリットがあります。他国の失敗をそのままなぞる事にならないか心配ですが…。

2023/04/13配信
2022/09/24配信
2022/07/01配信

韓国

繰り返し「物語」の重要性を説明しています。図らずも古事記のありがたさを思い知らされました。

本章では韓国に対して起こすべき活動を提案しているのですが、その中で「日本のおかげ」論の浅ましさを述べています。筆者は以下に貼ったインドネシアの動画でも同様のことを語っていました。この動画は私の政治スタンスだけでなく、人格にも多大な影響を与えましたので、改めて心に刻んでおきたいと思います。

2022/08/25配信
2022/03/11配信
2021/12/08配信
2020/08/26配信

日本社会

個人的な本章のキーワードは「日本のマゾヒズム」です。切腹がある国なので、さもありなんですね。これがレジ袋義務化の遠因にもなります。

日本社会の特徴(病理)はビジネス面にも活用できると思うので、この原因や本質を掘り下げていきたいところです。地形、農耕文化、近隣諸国、歴史などが関係するのでしょうか?かなり難しい話になりそうですが、今後の読書の課題としたいと思います。

2023/05/02配信
2022/12/30配信

まとめ

参考動画を貼りまくったので、怪しいサイトのようになってしまいましたが、むしろ本書のイメージに近い記事になったかもしれません。それだけ世界は複雑ですから。

この複雑さは、各国が自国の利益を追求した結果生じるそうです。そういった世界標準をしっかりと勉強しておく必要があると思いました。

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