落語協会が真打昇進披露興行をやってる最中、気まぐれで渋谷へ。
入場時にいただくチラシには、春風亭一花の落語会の案内が多数ありました。そのチラシでは「紺屋高尾」を披露することを事前に告知していたので、ちょうど売り出し中のネタなんだろうなと思いました。すると今日の演目も「紺屋高尾」でした。花魁の出番で張り切る女性の噺家さんもいらっしゃるのですが、一花はバランスよく演じられていたので、なんだか貫禄がありました。
三遊亭青森は初めて聞く噺で、終演後に演目が写された時にその名前を知りました。本人のXでは、他の落語会でこのネタを出すことを予告していたので、こちらもちょうど仕上げ中の噺なのでしょう。渋谷らくごの出番が2日続いていることから、今日は前半までで、続きは明日だそうです。もともとそういうスケジュールだったのでしょうね。
そうなってくると、開演前に司会が毎度「噺家さんは高座に上がってから、どのネタをやるか考える」と説明するのが白けてしまいました。しかし、もしかしたら実は丁寧なフリで「どうせこのネタやるんでしょ」までがお約束なのかもしれません。そんな余計な事考えるくらいなら、演者が出てくるまで寝てた方がいいのかしら。