本ブログでは初のマンガです。元日銀審議委員の原田泰氏の本になぜかマンガ本が登場したので、とても印象に残っていました。スーパー銭湯でちまちま読んでいたのですが、最終的にはkindleで一気に読みました。
原田泰氏の本では、ウクライナが降伏すべきだと主張する知識人を批判します。屈辱の平和を受け入れることが本当に主権国家と言えるのかと。その流れで、自由と本当の平和を求める物語として、約束のネバーランドが登場します。
興味本位で岩盤浴の休憩所にあった約束のネバーランドを手に取ったのですが、1巻からすぐに感情移入してしまいました。可愛い子供たちが新しい世界に飛び出す様子が、自分の息子がゲートから外に出ようとする姿と重なってしまったからかもしれません。
自由を求めるわが子。
ストーリーも、少年漫画と思えないくらい重厚で面白かったです。既得権益を守ろうとする貴族はさながら自由主義の本にも登場しそうで、興味深く読み進めました。個人的には鬼の生態が、ロマサガ2に登場する七英雄の同化の法を思い出させて、懐かしい気分になりました。
電子書籍だと、見開きの絵がフラットにつながっているのがいいですね。特に本作は絵が美しいので、電子書籍でも楽しめると思います。最近は真面目な本ばかりでファンタジー作品から遠ざかっていましたが、大分補充されました。
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