以前も似たようなレシピを載せたのですが、ちょっとレシピを変えるだけで色々なバージョンができたので、さらにまとめることにしました。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-DSC01136.jpg)
今回の主役はくるみです。
安く済むかと思って自作を始めたのですが、くるみにこだわると結局高くつきますね。
基本レシピ(きなこくるみ)
材料 | 分量 |
無塩くるみ | 50g |
グラニュー糖 | 25g |
水 | 大さじ1 |
きな粉 | 15g |
前回のレシピから砂糖と水の量を少し増やしています。その方がサクっとしておいしかったので。
大まかな流れは、くるみをローストしてから砂糖水(シロップ)を絡めて、高温で砂糖をキャラメル化させてからきな粉をまぶします。このシロップが絡みやすいように卵焼き器を使っていますが、フライパンでも問題ないです。
くるみロースト
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くるみを弱火にかけて、5分ローストします。オーブンでも電子レンジでも構わないのですが、フライパンで混ぜながらローストする方が均一にできます。
砂糖は卵焼き器に入れておきます。
キャラメル化
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0785.jpg)
砂糖に水を大さじ1杯加えてから、中火にかけます。火加減は、炎が卵焼き器をはみ出さない程度にしてます。
沸騰したらローストしたくるみを加えます。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0787.jpg)
砂糖をくるみに絡めていきます。
卵焼き器の端にシロップを溜めてゴムベラでかき混ぜるとくるみ全体に絡まります。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0789.jpg)
水が抜けて白い砂糖が出てきます。その後キャラメル化して茶色に変わります。
ちなみにキャラメル化の温度は約180℃なので、もしここでくるみを落としても放置します。今触ると火傷します。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0791.jpg)
煙が出始めて30秒経ったら、火を止めてきな粉をかけます。
写真だとよくわからないのですが、煙がもくもく出てます。
きな粉ミックス
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0793.jpg)
火を止めてから、きな粉を全体にまぶします。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0795.jpg)
可能であれば、余分なきな粉を落とすと食べやすいです。
私は使わなくなった急須の茶こしを粉落としに使ってます。
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十分に冷ましてから食べるとサクサクしておいしいです。
砂糖(キャラメル)のアレンジレシピ
黒糖きな粉くるみ
黒糖を使うことで独特のコクが出ます。
材料 | 分量 |
無塩くるみ | 50g |
黒糖 | 20g |
グラニュー糖 | 10g |
水 | 大さじ1 |
きな粉 | 15g |
少し甘味が減るので、多めに黒糖を入れた方がいいと思います。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0797.jpg)
黒糖を使う以外は基本レシピと同じです。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0798.jpg)
黒糖の固まりがある場合は、加熱して溶けやすくなったところでゴムベラでつぶして溶かします。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0800.jpg)
基本レシピの通り進めて、キャラメル化したところです。黒糖は煙がわかりやすいです。
ネットのレシピだと、黒糖が一旦白くなってから色が変わるという記載もあるのですが、ずっと茶色のままです。
基本レシピと同様に煙が出始めてから30秒で火を止めます。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0801.jpg)
火を止めたら、きな粉をかけてまぶします。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-DSC01472.jpg)
サクサク感は弱めですが、独特のコクと香りが楽しめます。
ハニーきな粉くるみ
こちらも作り方は同じです。一応分量計ってから作ってますが、慣れたらはちみつを直接ローストしたくるみにかけて、砂糖と水を省略してもいいと思います。
材料 | 分量 |
無塩くるみ | 50g |
はちみつ | 20g |
グラニュー糖 | 10g |
水 | 大さじ1 |
きな粉 | 15g |
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0780.jpg)
キャラメル化して色がついたところです。甘い匂いがします。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0781.jpg)
火を止めてから、きな粉をまぶします。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-DSC01439.jpg)
ソフトな食感で、甘さ控えめの仕上がりです。
粉のアレンジレシピ
塩キャラメルくるみ
材料 | 分量 |
無塩くるみ | 50g |
グラニュー糖 | 25g |
水 | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
きな粉の代わりに塩を少々入れます。「塩少々」は下記リンクを参照。入れすぎ注意
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6f1d5c52e1ac797da173c29cbdb34721.png)
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0769.jpg)
全体に粉をまぶさないので、熱いうちはキャラメルがくっつきます。クッキングペーパーの上で一つずつ分けて冷まします。
熱いキャラメルは糸を引きますが、冷めるとぱきっと割れます。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-DSC01429.jpg)
冷ますと表面はさらさらです。きな粉くるみと違って粉が手につかないので食べやすいです。
塩加減が絶妙だと止まらなくなる美味しさ。塩の入れすぎに注意。
お菓子用パウダーくるみ(珈琲、ココア、シナモン)
きな粉の代わりに各種フレーバーを使います。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0759.jpg)
コーヒーパウダーはインスタントコーヒーでも構わないのですが、うちにミルがあるので極細に挽いて作りました。
写真はHARIOのコーヒーミルです。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-DSC01138.jpg)
ココアパウダーとシナモンパウダーは市販品を使いました。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0761.jpg)
基本レシピのきな粉を各種パウダーに変えるだけでもいいのですが、一度にたくさんの味を楽しみたい場合は、火を止めてからくるみを小分けして粉にまぶします。
写真は左からコーヒーパウダー、ココアパウダー、シナモンパウダー各10gです。
ふた付きの小皿を使います(本来はレンジ加熱用のふた)。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-IMG_0762.jpg)
基本レシピの火を止めた状態から、くるみを各パウダーが入った皿に小分けします。
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ふたをしてシャカシャカして粉をくるみにまぶします。
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出来上がり。
![](https://kinosblog.com/wp-content/uploads/2023/07/s-DSC01140.jpg)
左から、コーヒーくるみ、ココアくるみ、シナモンくるみです。
どれもおいしいので、ぜひご賞味あれ!